◇5月31日
年に数回、藤木先生を講師に迎えての講座を行っています。
今月はリカバリー講座の講師として登場して貰いました。
この日のテーマは、
「精神の健康を危うくするようなことに耐えられる力」
精神科医でたくさん本も出されていた、故中井久夫先生の言葉を紹介する回でした。
15項目ありますので少し長いですが、こちらでも紹介してみますね。
- 分裂する能力、そして分裂にある程度耐えうる能力
- 両義性(多義性)に耐える能力
- 二十拘束への耐性
- 可逆的に退行できる能力
- 問題を局地化できる能力
- 即座に解決を求めないでいられる能力、未解決のまま保持できる能力
- 一般に嫌なことができる能力、不快にある程度耐える能力
- 一人でいられる能力、(+二人でいられる能力)
- 秘密を話さないで持ちこたえる能力
- いい加減で手を打つ能力
- しなければならないという気持ちに対抗できる能力
- 現実対処の方法を複数持ち合わせていること
- 徴候性へのある程度の感受性を持つ能力
- 予感や余韻を感受する能力
- 現実処理能力を使い切らない能力
…こちらも改めてここに書きながら、若干頭が痛くなってきましたが(苦笑)、文字情報だけでは難しいですよね~。
メンバーからも少々、
「難しかった」
「実はちょっと眠気が…」
なんて声も実はありました。
しかし、ここに先生の解説やメンバーとのディスカッションも加わって、
「面白かった。調子が悪くなった時の自分のサインも改めて気付けた」
「自分にはこの能力は強いな、これは弱いなというのが分かった」
「仕事をしていた時の自分とか、今の自分に当てはまるなとか、色々感じるところがあった」
…などの声も聞くことが出来ました。
ちょっと一見は取っつきにくい難しめの内容も、講師役のスタッフとメンバー皆の力があれば、攻略出来るはず!
また多くの方のご参加をお待ちしています。
そして難しい話ばかりではなく、
こんな感じで皆でゲームをして楽しんでいる場面もたくさんありますからね!
これは「ピッグ10」というカードゲームで、
10の数字に自分が揃えるのと、他の人が揃えるのをどう邪魔するか、策略が必要なんです。
頭を使うけどそこが面白い、楽しい、と時々皆で笑い合いながらやっています。