デイケアのプログラムでの一コマをお伝えします。

ハートイメージ

◇3月11日

オリーブのプログラムには、年に数回、当院院長も登場します。
今回は特に事前にテーマを決めずに、Drからの話題提供や、当日メンバーからの質問などを自由に受ける形で「語る会」を開催いたしました。

出てきた話題としては、昨今の難しい世界情勢、対立とは何か、他者を思いやるとはどういうことか…。
つれづれとそんな話題になりました。
自分自身の行きたい方向性、という文脈で、「アファメーション」という概念もDrから教えてもらいました。

アファメーション、ご存知ですか?ポジティブな言葉を自分自身に宣言することで、なりたい自分に近付いていく、そういう自分を引き寄せるというマインドのことだそうです。

メンバーからは、
「誰かのことを単に『悪い人』と思うことは簡単だが、『一人の人間』として見ること、相手を否定しないことが大切なんじゃないか」
「まわりで起きていることを、自分の身近なことに置き換えて意識することが大事だと思った」
「誰かに対しても自分に対しても、『怒っている時は傷付いている心があるのかもしれない』という視点で見ると、もっと広い理解や振り返りが出来るかもと気付いた」
「アファメーションは知らなかったが、これから大事にしていきたい」
…などの言葉が聞かれました。

Drも含め、色々な人と色々な出来事について語る機会を持つことで、自分の中の考えや価値観について、お互いにもっと柔軟にしていけるヒントになるといいなと思っています。

モルック再戦しました

◇2月26日

こちらは初めての企画です。
昨春頃に植えたオリーブガーデンのお花の中で、マリーゴールドを摘み残しておき、それを使って草木染めをやってみました。
実はスタッフは、そんなことが出来ると思っていなかったのですが、メンバーの中から「出来るんじゃない?」と教えてもらい、出来上がった企画です。
様々な意見を出してもらって、皆で作り上げているのがデイケアオリーブなのです。

モルック再戦しました
モルック再戦しました
モルック再戦しました

さて、参加者の感想はどうだったでしょうか。
作業時に聞こえてきた声はこんなふうでした。

「染めた布を早く解いてしまうハプニングもあったけれど、良い体験が出来た。次に活かしたい!」
「色を煮出す作業は思ったよりも時間がかかったが、皆と協力出来て良かった。マリーゴールドでこんなにきれいな黄色に染まるんだな~と思った」
「見よう見まねでやったけれどうまく出来たと思う。模様がどんな風になるのか、分かるまで時間がかかるので、それまで楽しみにしている」
「マリーゴールドという花のこと自体を知ることが出来た。花から染められるんだ、と知ったのも良かった、余裕があれば家でもやってみたい。作業時間が長いのは根気がいったが、チームプレイでうまくいった」
…などなどです。

工程はなかなか骨が折れたようですが、協力して進めた様子が改めて目に浮かびます。

モルック再戦しました

さて、時間を置いて完成品を見た後は…
「思ったよりちゃんと模様が出て嬉しかった!違う色でもやってみたくなった」
「縛りが弱くて思った模様よりもあまり出ていなかった。次回するなら、もっとしっかり縛ってきれいな模様を出して楽しみたい」
…などです。

モルック再戦しました

作業中は「なかなか大変」という声も多かったですが、
やはりその分達成感も強かったのか、皆さん「またやりたい」という声が多くて、良いプログラムになりました。

次回、またぜひやりましょう!

モルック再戦しました

◇2月15日

この日のプログラムは「ゲームで遊ぼう」。
メンバーそれぞれの希望で何のゲームを行うかを決めたのですが、希望が挙がったのがモルックでした。

モルック再戦しました

モルック、なかなかの人気です。
今回もチーム戦で行ったのですが、白熱しましたよ!
各チームの代表者のコメントを載せておきますね。

モルック再戦しました

残念ながらの敗者チームより
「接戦でした!目標点まであと1点、というところでその1点を狙ってピンを倒すのが難しかった。前回勝てた時は狙った通りにいって嬉しかったのだけど…。
投げる時のコントロールは、執着心をなくした方がうまくいく、とメンバーさんに教えてもらいました」
…なるほどのコメントです。

モルック再戦しました

では勝者チームはというと、
「勝ちたい気持ちを持ちすぎず、気軽に投げてみたら思い通りに投げることが出来た。今回は少し人数が少なかったので、人数が多いともっと楽しかったと思う。目標点を狙うのはやはり難しいですね」
…とのことでした。

またの再戦、すでに企画中ですので、どうぞご参加をお待ちしています。

ゆったりアロマの時間

◇1月22日

リラックスアロマも定番のプログラムです。
こちらのプログラム、行っている最中だけではなくて、準備中、また終わったあとも、フロア全体や外来待合室あたりまでも、ふんわりと良い香りがしてとても癒される時間なんですよ。
香りの感触や効能などを見比べながら、その時その時に応じた「これ!」という香りを、それぞれに見つけていきます。

ゆったりアロマの時間

メンバーからは
「朝の目覚めをスッキリさせたくて香りを楽しんだ。ハンドマッサージも出来て、相乗効果なのかトイレもスッキリ済ませられて、リラックスできた(ローズマリー、ペパーミント)」
「シンプルに一つの香りだけを楽しんだ。良い香りが伝わりリラックスできた(オレンジ)」
「痛いところが楽になり、眠気も楽になり、今日はゆっくり眠れそう(ラベンダー、ユーカリ)」
「心が癒された(ローズマリー、オレンジ)」

ゆったりアロマの時間

しかし中には、
「効能はこれ!というものがあったが、そのアロマの匂いは苦手と感じた」
という声もあり、それも確かにありますよね…。
ぴったりのものがなかなか見つからなくても、それを探す過程、色々試す過程も、大事に出来たらと改めて思いました。

花と触れ合う新春生け花教室

◇1月18日

こちらも新年初めての企画です。
実はスタッフの中に、生け花のレクチャーが出来る人材が…!
本人は「教えられるレベルじゃないので!」なんて謙遜して、今までその能力を隠していたのです。
勿体ないので今年から、ぜひ力を発揮してもらうことにしました。

花と触れ合う新春生け花教室

さて、仕上がり具合はどうでしょうか?
年の始まりにふさわしい、凛々しいお花の姿に仕上がっているかと思います。
メンバーの感想も、
「花を剣山に差し込むのが難しかった」という声もありましたが、
「終わってみれば思った以上の出来ばえにびっくり!」という声が多く聞かれました。

花と触れ合う新春生け花教室

「生け方が分からなかったけど自由に生けていったらまとまった」
「二人でやるのは初めてだったがそれも楽しかった」
「差すと花が絵になり、こんなに変わるものかと感動した」
「部屋に置くとガラリと雰囲気が変わり楽しかった」
…などなどです。

花と触れ合う新春生け花教室

そして中には、
「剣山に指をぶつけてみた感じが意外と安全だった」と、
なかなかユニークな視点でトライされた方も。。
でも、確かにそうですよね。
それぞれの楽しみ方で、また花と触れ合う時間を作れたらと思います。